2005年11月07日

箱のものたち

天気がすこぶるよい日がつづいていて。

中抜けの時間にはそそくさとふとんにもぐって、窓の外の木もれ陽のほうをむいて、ことんと音さえ聞こえるかのように寝入ってしまってばかり。

慣れない携帯電話でそのひ帳の文章を打ち込む気力は、ここのところの冷え込みで奪われるかのようでした。

たくさんいるルーム(仲居)さんの名前もようやく覚えて、仕事は順調です。
わたしのおばかっぷりも徐々に浸透してきたもよう。(なんでか知らんがはじめはえらくまじめそうに見えたらしくてさ)

この宿には派遣で入ったので、働く時間に制約がある。だから手伝える範囲が限られるわけね。
仕事途中なのに『時間だからおしまい。はい、さようなら』って先に帰らなくちゃいかんるのが申し訳なくて、つい長々と居続けてしまう。

ひとりで寮に帰ってからも、しばらく着物を脱がないでもんもんと考え込んだりしてばっかりだった。

わたしはひとから『いらないや』とされるのにうんと弱い。
悪く言われたり無視されるのよりも、心身がずたずたになっちまう気がする。

鯖折り事故のあと、しばらく背中と腰が痛くて、さらにそのあとすぐ風邪をひいてしまった。
繁忙期のヘルプで呼ばれたのにもりもり動けないんじゃ、たんなる役立たずだろうがと思った。

だから愉しいことを考えるようにした。というより、折れそうなきもちをしゃんとさせるために、自動的にしまってた箱からいろんな記憶が飛び出してきてくれたかんじ。

幕張でのバンプのライブのことや、おとんとふくちゃんと嵯峨立に山菜とりに行ったときのことや。

名前に海がついてるにいちゃんや、素ラーメンをごちそうしてくれたひとや。

わたしがまだ会えたことのみに浮かれていられたころ、あかりちゃんがプラムばかりたべてたことなどなど。

そしていまの仕事を終えたらば、空を飛んでいきたいと思ってる、四万十川でのこととね。

だいじょぶだ。まだ薄れてはいないよ。
どれもこれも、たとえ完了した出来事だとしても、ちゃんと箱のなかでひっそりと息づいてる。残りつづけている。

まいんち5時に起きてる。朝日は6時すぎにのぼる。まんまるいオレンジみたいな太陽が顔を出すのだ。


posted by 杜美 at 00:31| 宮城 ☔| おでんわぶろぐ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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