2005年11月30日

沖縄、鍋とプリン

「ホテル・ハイビスカス」をみてる。
 
いまは主人公の美恵子が、父ちゃん訪ねて三千里をしているところ。
行ったことなどない沖縄の土地の、緑と青と、土の色。山積みのパイナップル。
 
1月はわたしの誕生月で、なにかと交通機関のチケットが安い。
ちょうど仕事も区切りがつくし、さてどこに行くべかねと考えたが、最終候補に残ったのはやはり南国の島々であった。
 
そして総合的に検討を重ねたすえ、沖縄は落選した。
 
行ったことないのに偉そうなこと言えんのはわかってる。
けど、沖縄はさ。旅行で数日行っただけじゃ、わたしはきっと、帰って来るのがかなしくてかなしくてしょうがなくなりそうな気がすんだ。
 
子供のとき海に行ってさ、海の見えない町に帰り着く途中のあのさびしい感じがいやで、大きくなってからもずーっと海に行かないでいたみたいに。
 
せめて、半月から1ヶ月くらい、のんびりしてみたいと思うのだけど。
そう思ってるうちにぽっくり死んでしまったらいやなので、せめて30になるまでには訪れたい。
やりたいことには期限をつけとくといいそうだしよ。
 
那覇空港ちかくにあるという豆腐屋がやってる食堂で、定食をたべたいのう。
(先週、アエルに献血しに行ったときにみた雑誌に載ってたのん)
 

 
思いがけず休みがふえて、おとといは美味しい弁当を持って、自転車であかりちゃんちまで走った。
 
昨日の朝。

東口にあるのだいすきなまんが喫茶で、ホットサンドをたべながら「砂時計」をみて泣いた。
ソフトはいくらレバーをひねっても出てこなくて、うんうんいってたら、店員さんがキャップを取り忘れたのに気づいてはずしてくれた。出てきたソフトは圧縮されすぎていて、それこそ巻きうんこのようだった。
 
ジュンク堂でばななさんの「王国」の新刊を買った。とりと、葉ちゃんへの贈りものみつくろった。
 
夕方。

家に帰るとなぜか部屋があたたまっていて、ふくちゃんが「おかえり」と出てくるじゃないか。あら、びっくりよ。
 
夜。 

働かざるもの食うべからず。洗濯しながら、ふくちゃんといっしょに鍋のしたくをすませたころ、仕事帰りのとりこ到着。ジム帰りの葉子もやってくる。
 
女5人で、なべつつく。食後はプリン。
 
夜中。

バイト帰りの環ちゃんがやってくる。なべを挟んで、朝までおはなし。
寝起きのわたしもふたたび箸を持ち、ばくばくと鍋をむさぼる。
 
そして今朝。
 
広島の女の子の事件の犯人が捕まったというニュースをみてから、ふとんにもぐりこむ。
 

 
11月も、もうおしまい。
 
毎年この月は気が抜けない。そうやって、構えてしまうのがよくないのか。
2005年の11月も、なんとか乗り切った。ふいー。おつかれさん。
 

 
言葉にばっかりたよるな、と言われたところで、
わたしはどうしたって、言葉で伝えたいと願わざるをえない。
態度から汲みとれと諭されてもなお、その口からもれる言葉を待ってしまう。

そういうあのひとが生活から音楽を切り離せないように、
わたしは言葉の力を捨てきれない。
 
だからどうか、わたしからいろんなものを削り取ろうとしないで。
posted by 杜美 at 18:38| 宮城 ☀| 会った、ひと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月25日

たましいのお洗濯

「性格かわったもん」
「顔つき変わったって言ってたよ」
 
と、ここ3日のあいだにたてつづけに言われた。
どちらもわたしが前よりきつくなったという意見である。

仕方がなかったのだと

離れてみてちょっとだけ視界がひらけて、
我慢するのをやめたからだと

わたしが大切に使ってる部屋や道具が
ほったらかされ、いじめられてるのをみたからだと
 
約束は守ろうとするもんだという原則をいとも簡単に踏んずけられたせいだと
 
いくら反論したところでその観点は変わらないはずだ。
 
 
おととい、妹・みりに電話をかけた。
 
「わたしがおかしいの?」
 
どうしても言葉が通じないなと感じるひとが、わたしの周りにはふたりいて。

約束は守るもの。
嘘はつかないもの。
口にした言葉には責任をもつもの。
 
そのひとたちといると わたしが大事だと思って温めてきたものがみーんな、
どうでもいいものに分類され、ぞんざいに扱われてしまうようだった。

そしてわたしはわからなくなったのだ。
 
おかしいよ、そんなの。と
非難してるわたしが 実はおかしいんじゃないか?
 
どこで見極めればいいかわからない。
きっぱり引かれていたたはずの線がどこにも見えない。

みりは「おねえはおかしくないよ」と言い、わたしはほんのり安心した。
 

 
昨日は突然おまけで休みがとれて、余分に家にいられるようになったけど
うきうき時間は作り出せはしなかった。
 
夕方から夜にかけて、ぶっ通しでしらべものをしてたらおなかがすいて、
「ひとり出前ピザ」をした。ストロベリーコーンズの、アメリカンパック。
 
えびのペペロンチーノをたいらげたらば、おなかがいっぱいになって、
そのまま風呂にも入らずにふとんに転がった。
 
緑色の、ふかふかの毛布。
 

 
四万十川が、笹の葉の緑いろに色づくのを見にゆこうと思う。
 
はじめて四万十に行ったころは 何年も日常生活において全然泣けなかった。
ユースのお客さんにどうすれば泣けるんだろうと、聞いていたほどだ。
泣くのは気持ちがよさそうだったから。
 
でもべそかいたからって必ずすっきりするなんてことはないのだと
知ってしまったいまは、そんなん言ってた自分の頭をぱこーんと殴りたい。
 
四万十で、魂のつけ置き洗いをしてこよう。
がんこなよごれもきっと、
またたく間に洗い流されるはずだから。
 
posted by 杜美 at 13:20| 宮城 ☀| 忘れぬ、ように | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月22日

きりんにいちゃん

職場に、まるでキリンのようなひとがいる。

なにも肌が黄色いとか、まだら模様ってことではなくて、とにかく背が高い。

いつも長い手足をぶらーん、ぶらーんと揺らしながら歩いている。
そういや顔立ちも草食動物っぽいな。

圧巻なのがあくびをした時だ。

テレビや動物園ぐらいでしかキリンに接したことがないわたしがさ。きっぱり言い切るのもどうかと思うがよ。

あのにいちゃんがあくびしたあとに、むにゃむにゃする表情はきっとキリンとうりふたつだね。

こう、映像を並べて比較検討してもいい。

ちなみにわたしはここの仲居さんに
「引田天功に似てますよね」
と、しみじみ言われたんだが、どう反応していいかわからなかったわ。

とりあえず、はじめて言われたよと答えたのだけども。



何年かまえのバスジャック事件の加害者が、被害者と3回面会したという記事を新聞でみた。

殺めるひとと、殺められたひとがいて。痛めつけるひとと、痛めつけられたひとがいて。

たくさんの事件が起こってる。わたしが知ってるものなんて氷山の一角だろう。

この面会に応じた被害者の女性のようなひとは、どのくらいいるんだろうか。

「殺人者にしたくなかったよ」

加害者を責めつづけるのではなく、そのひとの魂をそっと撫でるような言葉を手渡せるひとは。

神戸の事件の被害者の女の子のお母さんも、手記に書いてたな。

「あなたはわたしの子供です」と。



posted by 杜美 at 16:20| 宮城 ☁| おでんわぶろぐ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月21日

みかん箱の上には

わたしの部屋には、ちゃぶ台がわりのみかん箱がおいてある。

窓辺にクッションとざぶとんもって移動して、おやつ食べながらみかん箱に新聞広げて読むのが日課だ。

気になる記事はカッターで切り取っておいて、まとまったら無印の雑誌ノートにのりで貼っておく。

いまみかん箱の上には、会ったことはないけど縁あってなかよくさせていただいてるひとからのお便りがのっている。

知らないうちに気温は10度を切りっぱなしになっていて、葉っぱもざくざく散っていて、みているはずなのに無関心でいた自分自身にびっくりした。

休み明けでひさしぶりに出勤したらば、新潟と山形からその尊き便りが届いていて、わたしは我に返ったの。

これがすきなんだよと、言いきれるひとの話にはじっくり耳を傾けていたいと思う。

そしてだれかにあなたはなにがすき?と聞かれたなら、きちんと答えをぱこーんと口にしたいなあ、と。

でも秋になって、あたらしい宿での仕事がはじまったからと言い訳をしてさ、わたしはわたしのすきなものやすきなことにはあまり時間をさいていなかったわけさ。

とっぷりと眠りたかった。無心におやつをむさぼって、ごみの山をみて呆気にとられたりさ。

休みにはおうちに帰るも、妹のあまりの乱雑さぶりに荒れ果てた部屋がかわいそうで、わたしは泣いた。

逃げたのはわたしだけども、だいすきな巣や道具を痛めつけられるのは我慢ならなかった。

日常にはおたのしみ時間は、必要なのだ。なにがなんでも。

そばにいるだいじなひとを大切にしながら、すきなことにもまっしぐらなおにいさんとおねえさんがいる。

そのひ帳を通じてつながりを持てたふたりからいただいた便りが、いまみかん箱にひっそりのっかっているのだった。

いつもな。忘れたくないのに忘れてしまってることを、わたしはだれかを通じて気づかされるのだ。

カメさん(ソレルナ)・ちえさん(はちみつ中毒)、ありがとうね。

今日ははじめて日勤でした。夜の休日に寮にいるのもはじめてだ。
これから食堂でエビフライをたべてくる。

はらいっぱいになったらば、暖房で暖めた部屋でたのしいことをしよう。

ひとりでうきうきするのが、わたしの特技なんだった。

さあ、思い出せ。

手ごたえのない相手にエネルギーを送ったところで、その身がすかすかになるなんて馬鹿げてる。

さあ、うかれよう。

まずはエビフライが待ってる。


posted by 杜美 at 17:23| 宮城 ☀| おでんわぶろぐ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月17日

続・まんぷくぷく

昨夜の「まんぷくぷく」はあかりちゃんの車のなかから、ちまちま送りました。
 
葉子ととりこといっしょに、おでんをはふはふいただいてあかりちゃんがくるのを待っていたけれど、仕事がおして遅くなりそうだということで、ご対面は次回に持ち越しになった。
 
ふたりが帰ってしばらくしてから仕事帰りのあかりちゃんの車で、これからことらがうちで使う灯油を買いに出かけたのでした。
 
前の晩は売り子ともだちのかよがお泊りにきて、4人で朝まで話し語りしていたせいで、あかりちゃんは寝不足だろうと思った。そんななか妹の約束を守ろうとしてくれて、どうもありがとうと、わたしは伝えたかった。
 
なんだかほこほこした気持ちになって、買物に行ったあかりちゃんを車のなかで待ちながら、わたしはメールで投稿したのでした。
 

 
でも、家に帰ってからそのきもちはからからに干からびて、風にふかれてどっかに飛んでってしまった。
 
  
おでんをつつきながら、あかりちゃんはことらとばかり話をするから、わたしは今のうちに宿に帰るための荷つくりとか、いろいろひとりでできることをして、きちんとお礼を伝えられるように、ふたり時間をつくっておこうと思った。明日の朝は早いんだと聞いていたから、そのほうがいいやと。
 
スタンドに出かける前にことらと言い合いをして、わたしはことらにむしゃくしゃしていたのはたしかだ。 
 
だけどあかりちゃんはわたしと会話するときよりもあきらかに、丁寧に聴く耳をもち、きちんと自分の考えを伝えようと言葉を選んでいるように感じた。
 
これは気のせいなんかじゃない。
 
あかりちゃんがわたしにこういう話し方をしたのは、会って最初の2日間だけだった。あとはもうずっと長いこと、あのひとはわたしと会話しようとしてくれなかった。
 
いっしょにごはんたべてても、こしらえたわたしのことはどっかの社員食堂のおばちゃんぐらいにしか考えていないようにみえた。
 
なんだか悔しくてたまらなかった。
 
ずっと待ってた予言が実現して、うかれてあれこれ頑張りすぎたわたしにも。
嘘ばかりついて、約束を破りつづけることになんの罪悪感も感じず、わたしの友人のまえでだけは調子よくしゃべくりまくってる妹にも。
ちゃんとお礼を言いたいのに、さっぱりふたりで話せないことにも。
 
葉子が買ってきてくれたずんだプリン(すんげーうまいの)をたべながら、どうもありがとうねときちんと話したかったのに。
 
ほとんど荷つくりもすんだころ、茶の間のふすまがばちーんとすごい音を立てて開いた。
あかりちゃんが、ふざけて強く開けたのだ。
 
わたしはその音にびっくりして、なんもいえなかった。
ああ、やっと話せるやと安心するのと、あかりちゃんがさっさと帰り支度をはじめたのと、一体どっちが早かったのか。
 
「あなたに怒ってるんじゃないよ」と2度言ったけど、なんの答えも返ってこなかった。
このひとはわたしのことらに対しての態度に、腹を立てているのだ。 

そしてあかりちゃんはそのまま、なーんも言わんで出て行った。
玄関の戸が閉まる音が、ちいさく聞こえてきた。
 
ぼうっとしたあと、もやもやしたまま宿屋に戻るのはいやだと思って電話した。
だけど出てはもらえなかった。やっぱりな、と思いはしたけどさ。
 
しかたがないので手紙を書いた。
あのひとが、これを読むのはいつだろう。
 
つぎに会うのはいつだろう。
きっと、そのころはもう雪が降ってるかもしれない。
 
posted by 杜美 at 13:47| 宮城 ☁| 会った、ひと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

まんぷくぷく

image/sonohi-2005-11-17T00:23:06-1.jpgあとで追記します(ひさしぶりにパソコンで)

昨日今日と、大鍋いっぱいにおでんをつくりまして、なかよしさんらといっしょにいただきました。

はらいっぱい。

posted by 杜美 at 00:23| 宮城 ☁| おでんわぶろぐ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月13日

卓球みたいな会話

image/sonohi-2005-11-13T14:23:22-1.jpg←またいつか作ろうと思ったままほったらかしにしていた、うずめめし。

これは美味しんぼのメニューのひとつでございます。山岡さんが作ってた。
だしで椎茸と人参と豆腐(全部さいのめに切る)を煮て、醤油と酒と塩で味付け。
ごはんにかけて、青味の野菜とのりとわさびで。

こないだ帰ったときに、ことらとあかりちゃんに出したらば好評だった。おかずなしだったから文句のひと言も覚悟してたのに。
ふだんはおかわりの時自分でよそったりしないのに。

『挽き肉入れたらもっとうまいんじゃね?』だってさ。どうぞおすきになさって。


昨日はすさまじいありさまだった。土曜日の夜でどこもかしこも宴会だらけ。混みすぎだ。客をとったもん勝ちってのはどうかと思うんだけど。

わたしは短期のヘルプだし、時間もきっちり範囲内で終えるように決められてるんだけど、社員のひとは大変だ。そう毎日続くわけではないにせよ、心身に重石をのっけられてる気分だろう。

そんななかサリーちゃん(仮名)のお手伝いをさせてもらったんだけど、この子の目玉やたたずまいはわたしのおともだちにとても似ている。

それだけなんだがよ、わたしはついにまにましてしまう。

そこに本人はいないのに、おともだちの気配が自分のなかにきちんと満たされていて、わたしをしゃんとさせてくれるのさ。

それから昨夜気づいたもうひとつ。

つぎに返ってくる言葉をだ、だいたい予想したうえで会話をしててさ。
でもその想像をやや越えたおかしさや鋭さを与えてくれるひとが、わたしは気になってしまうらしい。

そういう会話を久しぶりにした。なかよしのひとではなくで、ほとんで相手を知らなくても、わたしは楽しかった。

posted by 杜美 at 14:23| 宮城 ☁| おでんわぶろぐ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月09日

いつまで秋なんだ

image/sonohi-2005-11-09T06:48:58-1.jpgしましまタオルが、ぱたぱたとはためきながら乾いていく。

たった2日で紅葉のスピードがあがり、落ち葉の山が築かれた。

出勤するとき入り口付近には、こんもりと小山ができてたよ。草履で踏んずけるのがかわいそうなくらい。

立冬がすぎたというのに、秋の食欲はとどまってはくれないのだった。

予言どおり、わたしは肉付きがよくなった。あれだけ食わえば当然であろう。大丈夫、このからだの変化は正しいのだ。

そして眠い。壁によっかかってると、しらないうちに寝てしまっている。

昨夜はふとんにもぐるまえに、堅あげポテトをいただきました。ばりぼりと無心に。

今朝は7時出勤です。
さあ出掛けよう。

posted by 杜美 at 06:48| 宮城 ☀| おでんわぶろぐ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月07日

秋おでん

いったいなにがどうしたのかと呆気にとられるくらい、すさまじい風が吹いている。

赤だの黄色、茶色の落ち葉が転がりながらどこかに運ばれてゆく。

寮の部屋には洗濯機がないから、1日おきにわたしはせっせと洗濯おばさんと化す。

バスタブにお湯と洗剤を入れて、素手でじゃぶじゃぶやってたせいか手荒れがひどい。

だからさっき近所のおみせにゴム手袋を買いに行った。ついでにコンビニでおでんも買った。がんもと丸いさつまあげみたいのと、ふたっつ。

物干し竿にピンチでとめた、じゅばんやタオルがとんでかないように、窓の外ばっかみながらおでんたべたらばよ。それがまたえらいうまいじゃないか。

ああ、おでん全品20円引きが今日まででよかったなあ。



posted by 杜美 at 13:29| 宮城 ☁| おでんわぶろぐ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

箱のものたち

天気がすこぶるよい日がつづいていて。

中抜けの時間にはそそくさとふとんにもぐって、窓の外の木もれ陽のほうをむいて、ことんと音さえ聞こえるかのように寝入ってしまってばかり。

慣れない携帯電話でそのひ帳の文章を打ち込む気力は、ここのところの冷え込みで奪われるかのようでした。

たくさんいるルーム(仲居)さんの名前もようやく覚えて、仕事は順調です。
わたしのおばかっぷりも徐々に浸透してきたもよう。(なんでか知らんがはじめはえらくまじめそうに見えたらしくてさ)

この宿には派遣で入ったので、働く時間に制約がある。だから手伝える範囲が限られるわけね。
仕事途中なのに『時間だからおしまい。はい、さようなら』って先に帰らなくちゃいかんるのが申し訳なくて、つい長々と居続けてしまう。

ひとりで寮に帰ってからも、しばらく着物を脱がないでもんもんと考え込んだりしてばっかりだった。

わたしはひとから『いらないや』とされるのにうんと弱い。
悪く言われたり無視されるのよりも、心身がずたずたになっちまう気がする。

鯖折り事故のあと、しばらく背中と腰が痛くて、さらにそのあとすぐ風邪をひいてしまった。
繁忙期のヘルプで呼ばれたのにもりもり動けないんじゃ、たんなる役立たずだろうがと思った。

だから愉しいことを考えるようにした。というより、折れそうなきもちをしゃんとさせるために、自動的にしまってた箱からいろんな記憶が飛び出してきてくれたかんじ。

幕張でのバンプのライブのことや、おとんとふくちゃんと嵯峨立に山菜とりに行ったときのことや。

名前に海がついてるにいちゃんや、素ラーメンをごちそうしてくれたひとや。

わたしがまだ会えたことのみに浮かれていられたころ、あかりちゃんがプラムばかりたべてたことなどなど。

そしていまの仕事を終えたらば、空を飛んでいきたいと思ってる、四万十川でのこととね。

だいじょぶだ。まだ薄れてはいないよ。
どれもこれも、たとえ完了した出来事だとしても、ちゃんと箱のなかでひっそりと息づいてる。残りつづけている。

まいんち5時に起きてる。朝日は6時すぎにのぼる。まんまるいオレンジみたいな太陽が顔を出すのだ。


posted by 杜美 at 00:31| 宮城 ☔| おでんわぶろぐ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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