2005年09月26日

赤色二十年

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今日は どこにも出かけず 押入れとダンボールの整理にはげむ
 
相撲の秋場所・優勝決定戦→ベルリンマラソン→アシュリーちゃんの特番をみながら
机いちめんにあれこれ こまかいものたちを広げては
ごみ箱行きか あるべきところに整頓するか ちまちまと振りわけてゆく
 
これまでは いくら片づけても かならず残る箱があった
 
”いつかどうにかしましょう箱”といって こまかいごちゃごちゃしたものや
いま使わないけど、いつの日か使うときにないと困るだろうってものばかり
とりあえずいれて置くためだけに存在するという
それはそれはやっかいな代物だった
 
こないだ実家に帰ったときにも とうの昔に家族の物置と化した自室に
数年間放置したままだったいくつものその箱を消し去り
そしてついに現在の自宅にあった、その箱最後の一族を滅することにも成功した
 
ああ、このすっきり爽快気分ったら!
 
・あれば便利、と欲しがってたものが手元になくても
 実はたいして苦労しない

・なくしたはずのものを買い足して行った結果、おなじものをみっつも発見

・「持ってたことを忘れていたものは、迷わずごみ箱へ」
  この法則の素晴らしき有効性
 
 
どこかに旅行に出るときや 長く家を離れるとき
いつもね そのままどっかで死んじゃったら この部屋のものは
こんな散らかったまんまで どうすんだって思ってたわけさ
 
わたしは贈りものするのもされるのも、とっても苦手
 
手元に置いておきたいものは自分で選んで揃えていきたいし
気に入ったものがちょこっとあればそれで十分だから
 
お誕生日の贈りものも、跡形もなくきえるたべものや
ときちゃんの地球儀みたいに、あらかじめほしいものをきければいいけど
「なんでもいい」って言われると さて、どうしたものかと考えてしまうのね
 
ほしいものは自分で手に入れればいいし
いらないものもらっても困るしな

たとえばこの先わたしが死んだらば
なかよしのみなさんは お葬式なんかもう ぜーったい来なくたっていい
頼むからこないでおくれとお願いしたいくらいだ

どうせなら ふくちゃんとお茶っこのむような気で家に寄って
わたしの部屋んなかぐるーっと見渡してさ
もし「こりゃいいな」ってのがあれば すきなものを持ってておくれよ
 
本とまんがは、古本屋に出すようなことはしないでと家族に頼んである
友人や知人にお好みで持ってってもらってよと言ってあるし
妹・みりには、わたしが死んだらそのひ帳で公表しておくれと依頼済みです
 
したがって早い者勝ちなので、いまのうちから目星つけとくのもありです
古本屋や、フリマといっしょ 直感を働かせて狙いをさだめてな
 
 
画像のえんぴつ削り機は 20年ものでございます
小学校入るときに買ってもらったんだよ
最近えんぴつ生活をはじめたので、実家から発掘して持ってきたのだ
 
これまで2人の妹の手にも渡り ぺたくたといろんなシールが貼ってあったのを
きれいにはがしてクレンザーで磨いて、ぴっかぴかにしたのです
 
赤は、わたしにとっては禁色なのだけど
年月を経て退色したこのくすんだ赤色なら みてても苦しくならない
 
 
「形見分け・おすきにお選びください方式」については
ずっと考えてたことなんだけど 今日片づけしながらあれこれ見てたら
みんなに浸透しないうちにその時がきたらば なんの意味もない
知っといてもらわんことにははじまらんと思ってさ

あらかじめお伝えしとこうってだけで
深い意味はございませんわよ、あしからず
 
スペリオールの「医龍」がたのしみでしょうがない今日このごろです
posted by 杜美 at 01:22| 宮城 ☁| Comment(3) | TrackBack(1) | おしらせ、する | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月23日

時間銀行と月の子

国も 立場も 職業も みんなとっぱらったなかで
誰もが利用ができる 銀行があればいいのになあと思った
 
預けるのはお金じゃなくて、時間だ 
 
限られた時間のなかで人の役に立つことを一生懸命成し遂げたいひとや
ありあまる時間をもてあましてしまうひとなんかがさ
いっとき預けたり 借りたり できればいいのになあと
 
脳外科医の福島先生の特番、みるたびわたしは考えてしまうのだ
  
アメリカ南部に上陸するであろうハリケーン「リタ」のニュースをみるたび
清水玲子さんの「月の子」に登場する、ロシア人のおねえさんを思い出すように
 
posted by 杜美 at 23:39| 宮城 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ちょこっと、さらっと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

月見と塩味アイス

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いま住んでる部屋をみつけたとき 
このただっ広いベランダを 
わたしはなにより気に入ったのだった
 
引っ越したのは真冬だったので はじめて迎える仲秋の名月である
日曜日には 写真のきなこ餅を手みやげに ときちゃんがお泊りにきた
 
夜のベランダで椅子に座って ぽつぽつ話してるうちに
月が雲に隠れ 地上ではどっかのおじさんが お巡りさんに連行されていた
 
夜中なのにサイレンをちょろっと鳴らしてパトカーはおじさんの車の後ろへ
おじさんは頭上で一部始終をながめる女がふたり、いるのも知らず
おとなしくパトカーのなかへと消えた どうやら事情を聞かれているようだ

ことの真相を把握するよりさきに わたしたちは眠たくなってしまい
部屋にはいって窓をしめ おやすみなさいとふとんに転がった
 
 
翌日 ときちゃんといっしょに とりこのうちへ
 
8周年セール開催中のモールへ立ち寄ったが
そのあまりのひとの多さに あっというまに疲れ果てる
人ごみ苦手なふたりは、暑さと人手にあたってよろよろと地下鉄に乗る
 
夕方 ときちゃんをお見送りしたのち とりことアイスをたべた

薬局で売ってたやつで「抹茶あられ味」という代物
ほんとにしょっぱいの! 中の抹茶アイスはほの甘かったけど
表面のぶつぶつのあられが塩味なのでした
 
わたしは塩豆大福とかだいすきなのね
甘じょっぱいのはきらい(砂糖ついたせんべいとか)だけど
しょっぱ甘いのはすき(基本は甘くて、ややしょっぱいもの)なわけさ
 
したがって特定の例外をのぞいて、もりみめしには砂糖は使いません
みりんと酒が入れば十分甘くなると思うし めしのおかずに甘さは必要ない

ちなみに料理に入った果物のランク付けとしましては
 
酢豚のパイナップル→○ 肉をたべないぶん、品目を補いたい
ポテトサラダのりんご→◎ しゃりしゃりしていてうまい 色もきれい
かぼちゃサラダのレーズン→◎ アーモンド入りなら、なおよし
きゅうりの酢の物のみかん→○ きゅうりだけでも十分だけど、色味よし 
 
 
さっきえらいひさしぶりに、あかりちゃんと電話で話した

来月から仕事で着物を着ることになったため アイロンを借りて
襦袢や小物類をきれいに整え、気合を入れようともくろんだのだが不発に終わる
貸主が このくそ寒い宮城にいないのならどうしようもない
 
仕事におけるあかりちゃんの姿勢には 見習うべき点も多いといえよう

だれかのすんげーところを ちゃんとすごいと感じ取れるようなところまで
無事 回復はすすんでいるもようである
 
ああ、よかったよかった
 
posted by 杜美 at 02:52| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 忘れぬ、ように | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月17日

骨に罪はない

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無条件に、手首のまるい骨がすきだ
自分のも 他人のも
 
骨フェチなうえに、なまじマッサージ系の民間療法の資格保持者であるため
無防備に「やって、やって」と声をかけてくれる
 
そんななかで 気に入ってるひとの身体を触らせてもらえるときなど
ああ、勉強しといてよかったなあと 心底思うのだった
 
しかも話してるときには苦手だなあと思うひとでも 骨の固さに大差はない
そうだ 骨に悪意はないのだ 骨に罪はないのだ
 
服ひんむいちゃえば、みなまる裸なわけだし
おなか開いて内臓だけみたところで、これがわたしの恋人のです!
なんて言い切れるひとはいやしない (たぶん)
 
人同士が引き合うのはなんでなんだろう
 
外見 性格 声 職業 すきなもの きらいなもの
あらゆる項目を採点した結果
最高点を獲得したひとが隣にいるとはかぎらない
 
よかれと思ってしたことが きちんと相手に素直に届くか、裏目に出るか
最低限の言葉で 言わんとしていることを上手にくみ取れるか
もし しんどいのなら その闇を薄めてあげられるか
 
それは いっしょにいてみないとわからない
ふたりのことは 最初から最後まで ふたりにしかわからない 
 
 
「モラルハラスメント〜人を傷つけずにはいられない」という本を読んだ
 
表紙の内側には、まずこう記されている
 
言葉や態度によって、巧妙に人の心を傷つける精神的な暴力
=モラルハラスメント (中略)この「見えない暴力」
 

身近なだれかと共に過ごすなかで 知らぬ間に 呪縛をかけられてしまう
気づいたときには逃げられない 断ち切れない
 
目の前にあるなら搾取して当然と思うひとと、
自分さえ変わればこの状態が変わるかもしれないからと
どこかで願いながら 与えつづけてしまうひとの組み合わせ
 
たとえるなら前者は 甘い蜜をすすりつつ冷たく肥えてゆくミツバチ 
後者はまるで つくりものの人参を 鼻の先にぶらさげられたお馬さんだ
 
家のなかで 会社で 学校で 病院で かぎられた空間で いまも
がんじがらめになって逃げられないひとはきっとたくさんいる
 
無知は罪とはいうけれど 知ってるから善とは言い切れないや
それでも けしてほったらかしにしてはいけないんだ

もし身近なひとが干物寸前になってあえいでいて
自分のことを話はじめたら そのときは まずはじっと耳を傾けよう
 
がりがりに削り取られて ぺらぺらに弱ってるそのひとが
自分にとって大事人物なら なにがなんでも気づいてもらわなくちゃならん
 
あなたは大丈夫なんだよと 知っててもらわなくちゃならん
 
posted by 杜美 at 22:07| 宮城 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 本、よむ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月16日

鮎泳ぎ、海をみる

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我らが姉妹のおっとーが、東京からの出張からようやく帰ってきたらしい
あちらでたべたという鮎の天ぷらの画像を携帯で送ってくれた
 
泳いでるようでした、と
なるほど、ぷかぷか泳いでるねえ
 
image/sonohi-2005-09-16T20:25:09-3.jpg
 
夜ごはんは にら玉 しかもコーン缶入りです
ほんのり甘くなっておいしそうだなと ためしにね 入れたのね
うめがったわい ことらちゃんにもご好評でした
 
いまうちのパソコンのスタートページに設定されてるのは
高知県の とある港のライブ映像であります
船や車が移動するのまでも しっかり 目撃することができるんだ
 
わたしの身体は わたしの対の目玉は
みちのくは仙台市太白区にあるのに

なんだかちょっと後ろめたく感じられるほどだ
ずるっこしてるような気がしてさ
 
もっと近ければ いつだって行きたい場所だけれども
このちいさな画面から行きたいよ、会いたいよって想念をさ
ばばばーっと、とばそうと 思うのよ
 
届こうが届くまいが おかまいなしだ
そんなの知ったこっちゃねえ
 
うんとなかよしのひとができたら
木々の小道をくぐりぬけたところにある あの岬の東屋で
弁当くって 昼寝して ぼーっとすんのだ
 
ぐるーっと みわたすかぎりの海と空の
青と藍は いくらみてても飽きないし
 
 
今夜の金曜ロードショーは 「魔女の宅急便」
オソノさんのだんなさん すきだー
無口で、無骨で、茶目っ気あってよ しかも職人さんですよ
 
図書館では 宮本輝「流転の海」の三部作め 「血脈の火」を借りてきた
それからモラルハラスメントの本と「ブレイブ・ストーリー」下巻
 
食欲の秋・読書の秋ならお手のものなのだが
あとはなんだ、スポーツか… なあんもしてねえなあ
 
カヌー、したいすなあ
 
posted by 杜美 at 21:58| 宮城 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 旅、たび | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月15日

くるくるケーキ

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「ああ、わかるわかる」 と、なにかを誰かと共感するのはきもちがいい
 
よくそのひ帳では その作品を知ってるひとしかわからんことを
長々と垂れ流しているのだけど これって知らんひとがみたらつまらんだろう
 
月曜日に 2番目に使ってたレンタル日記の新着記事で
知らない言葉をみかけた さくさくグーグルで検索してみたら
もう出るわ出るわ たくさんのサイトがあった

知ってるのと知らないのとでは とても大きな違いがあることだった
 
実際に こういう概念があると知っただけで、わたしは動かなきゃと思った
このままじゃいけないんだよと またひとまわり強気になった

会ったことのない でもおんなじようなしんどさを抱えてるひとが
ネットという場で共感して すこしずつ力を蓄える
 
それはとてもしあわせな偶然だと思う もしくは必然か
 
 
日曜日 葉子に会っておはなししていたときに言われた言葉と
月曜日 ネットでみつけた単語ひとつに わたしは手をひっぱられた
火曜日 どうなるかはわからんけど 大学いもをいっしょにたべた
 
昨夜はことらと もやしと玉子のごまあえをおかずに
納豆ごはんをたべながら 窪塚洋介のドキュメンタリーをみる
 
なにをたべても でっかい口内炎がひりひり痛む
 
そんでも食後のおやつには
カスピ海ヨーグルトと ロールケーキを忘れずに
 
posted by 杜美 at 14:01| 宮城 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | 考えて、みる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月12日

こぶたさん

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こうして家のこぶたと戯れていたころは 
毎日 なに考えてたんだっけ?
 
 
昼風呂で 湯船につかっていたら
鎖骨のまわりが真っ赤になって ぼつぼつが出てかゆくなる
 
ことらは ストレスが原因だと言い切った
 
 
選挙の投票に出向いたものの
入り口がわからずにあとまわしにする
 
ホウロウの容器にビーフシチューをとりわけて
がんづきと笹かまと 新発売のポテトチップスをもって
葉子んちに遊びに行ったらば ふかしたてのさつまいもをごちそうになった
 
投票に行って、投票記念とかいう栞をもらってきた
裏には 「今回も 投票したよと カッコつけ」 とある
 
 
ここのところぼんやりと 読み返したいなあと思ってた、
山田詠美さんの「PAY・DAY!!!」古本屋の100円コーナーで発見

登場人物が9・11で大事なひとを亡くしてしまう物語を
今日、この日に手にすることができたこの縁よ

ちなみにわたしは アンクル・ウィリアムがすきである
 
古本屋には葉ちゃんと、ペーも訪れており
帰りがけ なかよく2台並んだ自転車をみつけて たいへん暖められる
 
 
昨日のシチューののこりに 野菜をあれこれいれて カレーに変身
ピーマン嫌いの妹・みりは まっさきにそのにおいを嗅ぎつけ しかめっ面
 
ついに 母・ふくちゃんが携帯でメールを送受信するようになったそうだが
このブログを読んだということをひとに伝える際に

 その日暮らし帳を、うんぬん
 
と ものの見事に自分流にアレンジしてくれたらしい
いいですか、ふくちゃん 「そのひ帳」だからね みんなひらがななのよ
 
 
世界柔道 蒔谷選手が寝技で一本 決勝進出だ
 
携帯電話って べんりなのはまちがいないけれど
ときおり不必要に考えすぎてしまうので
じつはものすごく不便なのではと 思うことがままある
 
出ないのか 出られないのか 気づかないだけなのか
 
べんりすぎるってのも こまりもんだ
道具にふりまわされてどうすんだ
 
 
開けたままの窓からは 
りりりりり、という虫の音と
がたがたごっとん、貨物列車が通る音がする
 
 
posted by 杜美 at 00:37| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 会った、ひと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月10日

カレーではない

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どうしても かぼちゃのカレーがたべたくて
図書館にビデオと本を返しに行った帰り道 雨がふる直前に

ごろんとしたかぼちゃをまるごとひとつ たまねぎみっつを買ってきた
 
にんにく、たまねぎ、ぶた肉とかぼちゃを 圧力鍋で炒めて煮込む
さて、ルウを入れようかと思いきや
なんとまあルウが半分しかないじゃないのさ どうみても足りないわけさ
でもビーフシチューとハヤシライスのなら 売るくらいあるのさ

牛肉なんてどこにも入ってないのに ビーフシチューを名乗っていいのか?
という疑問はさておき 思いのほか とってもおいしかったのですよ
 
レンジ蒸しなすびをごろごろ入れたのが大当たりでした
 
でもね
 
いくらおいしいって言ってくれたって
「ごちそうさま」の声が届かないと やっぱりわびしいよ

日常的に 嘘をついて 約束を破るうえに
ありがとうも ごちそうさまも言えないなんて

それはとってもはずかしいことなんだよと
一体どうしたら どういう言葉でなら 伝えることができるんだろう
 
どこよりも わたしは自分の家がすきだから
ここではもやもやしたくないのになあ
 
あまりに異質なこの同居人に 今日もまた こうして振り回されている
posted by 杜美 at 21:39| 宮城 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 考えて、みる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月09日

天使パンと草原の椅子

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ヴィド・フランスにいきました 
 
エンジェルなんとか(ソフトだっけ?)というパンは
焼きたてで 林檎の甘煮とクリームチーズもほかほかしていて
わたしゃそれをはぐはぐしながら、「草原の椅子」を読みかえしていた
 
宮本輝さんの小説なんだけどさ
主人公は旅先で出会った老人から言われるんだ
 
あなたの瞳のなかには、三つの青い星がある
その星は 潔癖・淫蕩・使命であると
 
そういうくだりから、上下巻の物語ははじまるのだった
 
まえにそのひ帳でも書いたんだけど わたしこの本だいすきなんだよ

宮本さんの小説やエッセイには旅のもようがよく出るベさ
行ってないんだけど、行ったようなきもちを味わえるんだもの
 
世界のうつくしいもの おいしそうなもの 会ってみたくなるひとびと
 
でも宮本さんはその正反対の面も きっちり書き込む
こんなことあんのか!ってくらいもやもやするようなさ、とんでもない話もね
 
毎日 いろんなニュースがテレビや、ラジオや、ネット上にあふれていて
もういいかげん聞きたくない(=知ったそばから細胞壊れそうだから)けど
いまの暮らしでは完全に遮断することもできやしない
 
大なり小なり その薄闇のうずまきに巻きこまれることもあるだろう
もちろん 自分がだれかを痛めつけてしまわないように気をつけないとな
 
すかすかで、すうすうさみしくて、みんな壊してしまいたくならないように

だれのなかにもあってほしいと願わずにはいられない「草原の椅子」とは
自分をあっためてくれるものの象徴なのだろうと思う
 
 
昨夜は 世界柔道をついみはじめたらば 風呂に入るタイミングを失い
鈴木桂治の決勝までしっかり観戦しましたとも

日本の選手のメダルが確定したそれぞれの試合ってさ
みんな一本で決まったさ 金も銀も銅も
鈴木以外の3選手は悔しかっただろうけど 僅差の負けじゃない分
インタビューもさばさばしておったね

加藤晴彦や小倉さんが 大騒ぎして観戦してるなかにまざりたいと思った
夜中にひとりでぎゃあぎゃあ騒ぐより たのしそうだから 
posted by 杜美 at 20:15| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本、よむ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月08日

とける、ほどける

image/sonohi-2005-09-08T16:33:19-2.jpg
 
きのう サッカーのホンジュラス戦の途中で 買物にでかけた

遠そうだから きっと行くことはないだろうと思っていた
線路の向こうにあるサンマリというスーパーへ
ことらによると、駅の地下道を通れば一直線 あっというまに着くという
 
自転車でぶーんと突っ走る 地上に出たらば即、到着した
あまりの近さに驚き、これからもお世話になりそうだなということで
さくさく会員カードもつくっていただく
 
ことらがみつけた半額のかつおの半身で
店のおかみさんお得意の かつおのマリネをまねっこしてつっくってみた

なんとまあ たべたそばから唾がどばどばでるほど うまいじゃないか!
ほっかほかの白ごはんと一緒に頬張りたいわー
 
ちょっとしょっぱかったのは
最後にしょうゆを足してしまったからでしょう
こんどは玉ねぎだけじゃなくて、きのこやほかの野菜をいれてみよう
 
こうして 自分がつくったごはんを うめえ、うめえとさわぐの
なんだかとってもひさしぶりな気がする
 
台風がすぎてって 雨雲や湿気も吹き飛ばされて
ひさしぶりに空に青色がついてるのをみたのとおんなじだな
 
おかげでタオル類も 痛いくらいにばりばり乾いてるよ
半乾きだったざぶとんも これでもういつでもお客さんにすすめられる
 
昨夜 ホンジュラス戦が終わる頃 でっかい袋ふたつ抱えてわたしも帰宅
しばらくして グリコの朝食りんごヨーグルトを3人分を手みやげに
ご近所さんの蜜ちゃんが遊びにきてくれた
 
ともだちに会うのは これまたひさしぶりだった
だれかに会う気力は なかなかわいてこなかったから
 
思いこみの鎖がとけて、ほどけて
今年の秋も ようやくながれはじめたのだ
 
posted by 杜美 at 16:58| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(2) | 会った、ひと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月07日

雨ふり火曜日

にんにく嫌いのことらが しめじのペペロンチーノを
うまいうまいと ばくばくたべていた
 
図書館で 宮部みゆきさんの「ブレイブストーリー」を借りてきた
 
昼ドラの「正しい恋愛のススメ」のつくりが あまりひどくて呆然とした

日曜日に風呂場で洗って 洗濯機で10分脱水した座布団が まだ乾かない
 
バイト先の子に貸した Coccoの「サングローズ」を早く返してもらおう
  
夕方のローカル番組で 職場のおかみさんの妹さんのお店が紹介された
 
明日はごみの日だけれど この雨で ごみの収集のひとたちは大変だろうな
あれ サッカーのホンジュラス戦って明日だっけ? まあ、大変そう
 
きのう 今日と お友だちとつらつら電話でおはなしした
 
コロッケを買うのを愉しみにしてたのに もう店じまいがすんでいた
 
たったひとことのみじかいメールに
深い感情など 見出す必要などなさそうだ
posted by 杜美 at 00:58| 宮城 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | ちょこっと、さらっと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月04日

うめごまおかか

image/sonohi-2005-09-04T17:45:42-2.jpg
 
こんな桃色の夕暮れをみたその翌日の
あのでっかい地震で 我が家の台所は壊滅したのだった
8/17参照http://sonohi.seesaa.net/article/5986574.html
 
数日間の逃亡生活ののち、台所は平常を取り戻し
寝床にしてる6畳の部屋の押入れも ここぞとばかりに整理し
たんすをひっくりかえしてみたら いらないTシャツが3枚も出てきた
 
いるものと、いらないものを 分けることはよくやるけど
そのあと いらないものをなかなか捨てられない
もったいないおばけが出てきそうで むやみやたらに抱えておきたくなる
 
5月 ずっと待ってたひとが目の前に降ってきて わたしは混乱した
 
わけもわからんままに うきうきしたり ぐらぐらしっぱなしだけど
いったいどうなるのだろうと 遠くのほうから見てるわたしもちゃんとおって
自分のことだってのに どこかで蚊帳の外から観察してる気分を
いっしょにいると いっつも味わっていた気がする
 
違和感はあった でもまだ、見てみぬふりをしたかった
 
もうちょっとがんばれば がまんすれば ここを抜ければ
きっともすこし楽になれると思った たのしくやっていけるだろうと思った
 
いくつものお気に入りの器が割れて 使い勝手の良かったおぼんも壊れて
どっかから油がもれて テーブルはぎとぎとだったのに
いまはすっかり落ち着いた台所みたいに きっとどうにかなるだろうとな
 
だけどもよ このままじゃあんた
乾燥させた干物に さらに塩をすりこむようなもんだろう
そんなの しょっぱすぎて うまいはずがなかろうが!
 
わたしは笑わなくなった あきらかにしかめ面ばかりだった
ごはんをたのしくつくれなくなった
どうみてもあきらかに こころの栄養不足は深刻だった
 
こりゃあもう、うかうか楽観してなどいられないわと
思いはじめてからはあっとこいうまさ

干からびすぎた干物はわたしだとすると
 
わずかに残ってた旨味やうるおいを どうにかこうにか守るために
塩をふりかけるその手を ばーんとはねのける力がついに発動されたのだ
 
これぞ本能のなせる技であろう
地震のまえに 連れ立って巣を逃げ出す野生動物みたいなもんだろう 
 
数年前に手に入れたお守りのような予言のおかげで
がんばれたことはたくさんあった 思うだけで、ほっかほかしたもんだ
もうそのお守りを手放す時期が やってきてしまっただけだ
  
いるものと、いらないもの
 
いつ問われても きっぱりと迷うことなく答えられるように
身のまわりを身軽にしておかねくちゃね
 
 
朝から うめごまおかかのおにぎりを、ふたっつたべた
どんなときにも 腹はへるもんだ

ひさしぶりに富樫義博・著「レベルE」をよむ
王子の日記は、漫画史における記念碑的な見開きページといえるだろう
クラフト(憐れ…)とサドが 相変わらずいい味出してるわ
 
そう、どんなときにも めしとわらいは重要なのだよ
posted by 杜美 at 18:48| 宮城 🌁| Comment(4) | TrackBack(0) | 忘れぬ、ように | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月03日

ペペロンチーノ

image/sonohi-2005-09-03T10:10:49-2.jpg
 
そこにいけば、きっと元気がでるだろうという場所がある
 
昨日、仙台駅方面に出ていたわたしは迷っていた
 
東口の讃岐うどん屋に行って、BiViの3階で抹茶オレを飲むか
西口のブックオフへ行ったあと、サイゼリアでペペロンチーノをたべるか
 
ここんとこずーっとさ、「医龍」の5巻以降が読みたかったわけよ
うちにあるのは4巻までだからね 続きをばーっと読み返したくてさ
 
さくら野の地下で 豆腐屋のお惣菜を買ってから
”呼ばれるかんじ”がしたブックオフへ
 
したっけ、あったあった「医龍」! 8,9巻だけどね

古本にかんしての直感だけは、めったにはずれない
今日あたり なんだかありそうな気がすると思って入店すれば、
たいていあるべき棚に ちゃんと鎮座して待っててくれる

削れて消耗して、なーんもいいことないかのような
世の中のすべてに相手にされないような気持ちになっててもよ
古本屋があれば わたしは案外浮上するんじゃなかろうか
  
まだ、だいじょうぶ 見放されてなさそうだ って安心できそうだ
 
ヤングユーで連載してた
「サムシング」「君住む夢都」もようやくそろったよ

池谷さんの「わかりすぎて、ちくんとひっかかる」エピソードとか
谷地さんのおはなしに出てくる男のひとはね わたしのツボなんだわね
 
その後、おなじビルの地下にあるサイゼリアへ

ここはいつ来ても がやがやと騒がしいので落ち着かないけれど
ペペロンチーノはだいすきなのよ 自分作ってもこの味にはならないから
ポテトもオーブンで焼いてあって、油っぽくないわけさ
パンプキンスープも ひさびさにいただいたのよ

失われてしまった栄養ならば、補えばよい
落ち込む余地など与えずに、食欲低下をゆるすことなく

こころも おなかも 「うめえ!」と大喜びしてしまえばよろしい
 
 
帰ってから「積木くずし」のドラマ、途中からみた
もらったお小遣いを「寿司でもとってたべなよ」ってふるまうシーンから

わたしは子役じゃなくなったころからの、安達祐美がすきだ

お医者さん(中井貴一)に 過去の話をしてるときの
虚無と絶望を抱えこんだ透明な表情に じーっと見入ってしまった
posted by 杜美 at 11:06| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | テレビ、みる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月02日

うすっぺらくしたい夜

image/sonohi-2005-09-01T23:55:09-2.jpg
 
ちゃんとした朝顔が りっぱに咲いてるのをみるのは
この夏はじめてかもしれないなあと 思った
 
 
昨日 これまで言われたことのないような言葉の数々を
情け容赦なく ぼんぼこぼんぼこ 相手の思うがままに注がれた

もちろん 遠慮やまわりくどい単語などの装飾を使うことなく
隣に座ってるその距離から 直接ぶつけられたその声が
完膚なきまでにわたしの内側をずたぼろにしおった
 
あまりにたまげて そっから動けずに しばしじっとしていたくらい

そんなでも 一晩ちょっと眠って外に出てみれば
青々とした夏の花が咲いててさ
前日 立つのも億劫だったその足で その場を踏みしめ
自分のみたものを記憶しようと いそいそとカメラなんぞ取り出すのだ
 
毎年 毎年 約束をかなえるかのように 朝顔は咲く
毎晩 毎晩 思いだせやしないほど見てる夢を ひとは忘れゆく

さあ わたしはどうしよう
忘れられるか? 思い出さずにいられるか?

無理なら せめて薄めることぐらいは できないもんかな
 
味が濃すぎた煮物みたいに
どんどん水で薄めて
まずまずおいしくたべられるように
試行錯誤でがんばろう
posted by 杜美 at 01:04| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 忘れぬ、ように | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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